てふてふ荘へようこそ [本]
久しぶりに単行本を購入致しました。
”てふてふ”といっても、
”ちょうちょう”と読んではいけません。
国語のテストならば、正答でございますが、
この作品では、”てふてふ”をそのまま”てふてふ”と読むのが正しいそうでございます。
(そんなこととは知らず、本屋さんで店員さんに”あの、ちょうちょう荘~”と、
頼んでしまったわたくしでございます^^)
読み進んでいくうちに、
作品全体にたゆたう独特の空気感が、
やはり”ちょうちょう”ではなく、”てふてふ”だな、と。
そして、この”てふてふ”こそが、ラストでの重大なキーワードともなるのでございます。
おっと、これ以上書くと、
ネタばれになるので控えますが・・・。
きっかけは、いつもの新聞書評でございましたが、
買ってよかった!と思います。
設定が、ありそうでなかった、というのが一番の購入動機でございましたが、
期待を裏切ることなく、最後まで一気に読み切ってしまいました。
今まで読んだ本の中で、
読後感が似ているのは”万寿子さんの庭”でしょうか?
内容は全く違うのでございますが、人との関わり方とか、死生観(大げさですが)とか、
淡々とした流れの中にも、そうだそうだ、と思わせる表現があったりして・・・。
乾ルカさんのことは全く知らずに(失礼)、
この作品を読んだのでございますが、
他の作品もチェックしてみたくなりました。
2011-06-17 10:22
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記事のタイトルをちょうちょうと読んでしまった一人です(笑)
by たけ (2011-06-19 17:38)
ずーと昔。名阪会で余興の「てふてふ」をメンバーがやってました。
落語のような、朗読のような意味深なものでした。それと本とどういう
関係があるのかは不明ですが^^;
by shinsf (2011-06-20 09:00)
>たけさん
普通は、”ちょうちょう”ですよね^^
今は、私が読み終わったので、娘に貸しています。
>shinsfさん
残念ですが、落語とかでは無いと思います。
本を読めば、最後の方で”てふてふ”の真相が明らかになります。
お暇がありましたら、手に取ってみてください・・・。
by hanntinngu (2011-06-20 09:26)