森村泰昌は凄いです [雑事]
前回の記事通り、
はんちんぐは昨日は(かなり強行軍な^^)お出かけでございました。
行き先は、
国立国際美術館と梅田ガーデンシネマ
国立国際美術館で開催中の液晶絵画に、森村泰昌氏の作品が出品される、というのは
もう何ヶ月も前から知っていたのでございますが、
なかなか行けず^^、結局会期も終盤になって、の観覧でございます。
森村泰昌といえば、”名画の中に自らを・・・”という作品が、知られています。
かくいうわたくしもその中の一人。
フリーダ・カーロなんてインパクトが強かったので、今でも鮮明に覚えています。
余談ではございますが、フリーダ・カーロ展(本物の彼女^^のほう)も観ていましたので、
両方からの感動を得ていたのでございますが。
さて、今回の液晶絵画、他の作品も興味はあったのでございますが、
何せ、12:30からの映画に間に合わすべく、
11時過ぎに入館したはんちんぐ、
流れ作業の如く^^観ていきます。
液晶絵画とはうまく表現したものだ、と感心するくらい、
絵画と映像がうまくマッチングしております。
まぁ、アートの世界ですから、其処から感じ取るものは、
個人個人で異なるのでしょうが・・・。
で、やはり、森村氏のところでは惹きつけられました。
フェルメールは最近、人気のある画家でございますが、
その中の有名どころ^^”真珠の首飾りの少女”に、扮しております。
本物の少女は、一瞬の表情を切り取っているのでございますが、
この”フェルメール研究”では、その前後を見せる(再現する)ということで、
観る方も想像力を膨らませ、まるで、その場にいたかのような感じにさせられます。
この辺が、森村マジック^^(とわたくしが勝手に思っている^^)。
”少女”のほうは、広告等である程度観ていましたが、
もう一つの”画家のアトリエ”のほうは初めて。
個人的に言えば、この”アトリエ”のほうが視覚的に楽しめました。
本当は図録とかのんびり観たいよ~、と思いましたが、
先程も言ったとおり、映画の時間(10分前に、整理券番号順に入場)が迫っています。
泣く泣く、美術館を後にしたはんちんぐでございました。
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国立国際美術館は施工途中で見学に行きました。
シーザー・ペリという設計者の作品です。
正面のスパイラル風のモニュメントは、模型を作ってそれを基に
実大のものを作ったらいいです。
複雑な形ですから。
建物は地下式となっていて、作品の劣化予防として
アンモニアの発生が少ないコンクリートを使用しています。
あ、すみません。ついつい建築の話に。
真珠の首飾りの少女を実際の人間が演じていたのですか?
by falconB3 (2008-06-05 11:08)
>falconB3さん
確かに、建物自体がセンスの良いものですね。
ただ、周りに高層ビル?が建設中で、その中に埋もれそうになっているのが残念です。
地下に下りて観覧、というのも面白かったですね。
今回の”液晶絵画”は、薄暗くした中での展示で、
全部観るのに結構うろうろさせられました^^
森村泰昌という人は、名画の中のモデルや、女優さんの扮装をして、
此処までなら単なるコスプレなんですが、
それを美術的価値ある作品に仕上げている方なんですね。
今回のこの少女にもメイクや髪型、衣装をそっくりそのまま模して、
それを映像化していました。
読書しながら、ふと顔を上げ、振り返る、
その一瞬がフェルメールの作品に繋がっていく、
一連の流れをそのままアートにしていました。
by hanntinngu (2008-06-05 13:35)